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ビー玉転がし

何を作ろうかと考える前に、ビー玉1個と画用紙を目の前に置く。


手を動かしながら形を模索始める小学4年生。


図面などあるわけもなく、ただビー玉が転がるルートを少しづつ開拓していく。

高さが違えば外して切って、道が短ければ長く付け足し、微妙なカーブは指先で

確かめながら弧を描く。



切ったり貼ったりを何度も繰り返し、ようやく現れた全貌。



見た目は今にも壊れそうだな感じだが、実は絶妙なバランスで意外にしっかりしている。



この角度も美しい。




転がりにくい箇所に何度も手を入れる。



頭の中だけでは考えられない微妙なラインが、まさに造形物、構造物。



なんとなく制作するうちに、手を動かしながら思考するすることを始め、無我夢中でビー玉が転がるルートだけを見つめ開拓していった先にできあがった作品。

しかしそれが一番難しく楽しいことを、彼は何故か知っている、、、。




秘密基地を探検するような、

陣地を増やすような、

自分だけのルートを開拓するような、


その手探りな辿々しい造形が美しい。もっと視点を変えると、この作品を絵として見たときの、その画用紙の切れ端から見える線のアンバランスな加減が美しい。



ドキドキする作品に出会うと、勝手にこちら側が作品の意図(コンセプト)を考えてしまう。


この経験をたくさん繰り返した先に見える、いく通りもの未来とデザインの可能性。

今はアイデアの貯金。


大人になってこの引き出し、開いてくれればもっと嬉しい。








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